オートコンプリート(新)に移行する

Places API は、既存の Autocomplete API と Query Autocomplete API をサポートしています。これらの API に精通している場合、自動入力(新規)では次の変更が行われます。

  • 自動入力(新規)は HTTP POST リクエストを使用します。リクエスト本文またはヘッダーでパラメータを HTTP POST リクエストの一部として渡します。一方、既存の API では、HTTP GET リクエストを使用して URL パラメータを渡します。
  • 自動入力(新規)は、認証メカニズムとして API キーOAuth トークンの両方をサポートしています。
  • 自動入力(新規)では、レスポンス形式として JSON のみがサポートされています。

次の表に、Autocomplete(新規)用に名前が変更または変更された既存の Autocomplete API と Query Autocomplete API のパラメータ、またはサポートが終了したパラメータを示します。

現在のパラメータ 新しいパラメータ メモ
components includedRegionCodes
language languageCode
location locationBias
ipbias locationBiaslocationRestriction の両方を省略すると、API はデフォルトで IP バイアスを使用します。
offset inputOffset
radius locationBias または locationRestriction
region regionCode
stricbounds locationRestriction
sessiontoken sessionToken
types includedPrimaryTypes

リクエスト例

次の GET リクエストの例では、既存の場所の自動入力を使用しています。この例では、establishment タイプの「Amoeba」という場所に関する情報を含む JSON レスポンスをリクエストし、すべてのパラメータを URL パラメータとして渡します。

curl -L -X GET 'https://maps.googleapis.com/maps/api/place/autocomplete/json?input=amoeba&types=establishment&location=37.76999%2C-122.44696&radius=500&key=YOUR_API_KEY'

自動入力(新規)では、POST リクエストを行い、JSON リクエスト本文またはヘッダー内のすべてのパラメータを POST リクエストの一部として渡します。

自動入力(新規)リクエストではフィールド マスクは必須ではありませんが、レスポンスで特定の結果をフィルタするために使用できます。たとえば、次のリクエストではフィールド マスクが使用されているため、レスポンスには候補の suggestions.placePrediction.text のみが含まれます。

curl -X POST -d '{
  "input": "Amoeba",
  "locationBias": {
    "circle": {
      "center": {
        "latitude": 37.76999,
        "longitude": -122.44696
      },
      "radius": 500.0
    }
  }
}' \
-H 'Content-Type: application/json' -H 'X-Goog-Api-Key: API_KEY' \
-H 'X-Goog-FieldMask: suggestions.placePrediction.text' \
https://places.googleapis.com/v1/places:autocomplete

フィールド マスクの使用方法については、場所の詳細(新規)をご覧ください。