
ML Kit の顔メッシュ検出 API を使用すると、自撮り写真のような画像用に 468 個の 3D ポイントからなる高精度メッシュをリアルタイムで生成できます。顔がカメラから 2 m 以内にある必要があります。
カメラから 2 m 以上離れた顔を検出する場合は、ML Kit の顔検出 SDK をご覧ください。
以下は、顔メッシュ検出機能に関する用語です。
- 境界ボックスは、検出された顔の長方形の領域です。
- 顔メッシュ情報は、検出された面のジオメトリ メッシュを描画するために使用できる 468 個の 3D ポイントとエッジのグループです。
顔メッシュ検出 API は、検出された顔の顔メッシュを生成します。各顔には、468 の 3D ポイントとエッジが含まれています。顔メッシュ検出を使用すると、AR フィルタ、自撮り写真の撮影、ビデオチャットなど、顔に対するより正確な処理をリアルタイムで実行できます。
主な機能
- 顔の認識と検索 自撮り写真で検出された顔の境界ボックスを取得します。
- 顔メッシュ情報を取得する 検出された顔ごとに 468 の 3D ポイントと三角形の情報を取得します。
- 動画フレームのリアルタイム処理: 顔メッシュ検出はデバイス上で実行され、動画操作などのリアルタイム アプリケーションに十分な速さです。
検索結果の例
| 入力 | 出力(「境界ボックスのみ」モード) | 出力([フェイス メッシュ] モード) | 
|---|---|---|
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ML Kit 顔検出 SDK との比較
| 顔メッシュ検出 API | 顔検出 API | |
| 推奨されるユースケース(例) | 
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| レイテンシ | 低(Pixel 3 では約 14 ミリ秒) リアルタイムに推奨 | 中(Google Pixel 3 で高速モードがオンの場合、最大 60 ミリ秒) | 
| 推奨される入力 | 撮影距離が約 2 m 以内の顔 | 顔が写っている画像 | 
| 顔ポイントの出力 | 「フェイス メッシュ」モードが有効になっている場合、顔ごとに 468 個の 3D ポイントと三角形の情報。 | 「顔の輪郭」モードが有効になっている場合、顔ごとに 133 の 2D ポイント。 | 
| # 個の顔を認識しました | 
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| トラッキング ID | × | ○ | 
| 顔の向き | × | ○ | 
| 顔の分類(笑顔など) | × | ○ | 
| 実装オプション | バンドルのみ | バンドル / バンドルなし | 
| アプリのサイズ | バンドル型: 6.4 MB 以下 バンドルなし: まだ利用不可 | バンドル型: 約 6.9 MB バンドルなし: 0.6 MB 以下 | 
