リンク先ページでリダイレクトを使用しない

このルールは、ある URL から最終的なリンク先ページまでの間にリダイレクトが複数あることを PageSpeed Insights が検出した場合にトリガーされます。

概要

リダイレクトは HTTP リクエストとレスポンスのサイクルを増加させ、ページの表示が遅くなる原因となります。最善の場合は、リダイレクトごとに追加されるラウンド トリップ(HTTP リクエストとレスポンス)は 1 回ですが、最悪の場合には、HTTP リクエストとレスポンスのサイクルの追加に加えて、DNS ルックアップ、TCP ハンドシェイク、TLS ネゴシエーションを実行するために複数回のラウンド トリップが追加されることがあります。そのため、サイトのパフォーマンスを改善するにはリダイレクトの使用を最小限に抑える必要があります。

以下にリダイレクトのパターンの例をいくつか示します。

  • example.com はレスポンシブ ウェブ デザインを使用し、リダイレクトは必要としない(高速かつ最適化されたパターン)
  • example.com → m.example.com/home - モバイルのユーザーには複数のラウンド トリップが必要になる
  • example.com → www.example.com → m.example.com - モバイルでの利用は極めて低速になる

推奨される解決方法

レスポンシブ デザインの基礎を確認してマルチデバイス対応の優れた利便性を提供し、不要なリダイレクトをなくします。

サイトでリダイレクトを使用する必要がある場合は、リダイレクトとユーザー エージェントの検出に関するガイドラインをご覧ください。