映画カルーセル(Movie)の構造化データ
映画(Movie)の構造化データ(schema.org)のマークアップ、実装例をご紹介。実装するとリッチリザルトとして映画のタイトルや監督、詳細情報が表示されやすくなります。映画のタイトル、監督、画像など、詳細情報も表示できます。映画カルーセルは、モバイル デバイスでのみ使用可能です。
構造化データを追加する方法
構造化データは、ページに関する情報を提供し、ページ コンテンツを分類するための標準化されたデータ形式です。構造化データを初めて使用する場合は、構造化データの仕組みについてをご覧ください。
構造化データの作成、テスト、リリースの概要は次のとおりです。
- 必須プロパティを追加します。使用している形式に基づいて、ページ上の構造化データを挿入する場所をご確認ください。
- ガイドラインに従います。
- リッチリザルト テストでコードを検証し、重大なエラーを修正します。ツールで報告される重大ではない問題の修正も検討してください。構造化データの品質向上に役立ちます(ただし、リッチリザルトの対象となるために必ずしも必要というわけではありません)。
- 構造化データが含まれているページを数ページ導入し、URL 検査ツールを使用して、Google でページがどのように表示されるかをテストします。Google がページにアクセスでき、robots.txt ファイル、
noindexタグ、ログイン要件によってページがブロックされていないことを確認します。ページが正常に表示されたら、Google に URL の再クロールを依頼できます。 - 今後の変更について Google に継続して情報を提供するために、サイトマップを送信することをおすすめします。これは、Search Console Sitemap API で自動化できます。
例
概要ページ + 複数の詳細ページ
概要ページにはリスト内の各アイテムに関する簡単な説明を記載します。それぞれの説明には 1 つのアイテムに焦点を当てた別の詳細ページへの参照を含めます。JSON-LD で記述した、概要映画リストの例を示します。
<html>
<head>
<title>The Best Movies from the Oscars - 2024</title>
<script type="application/ld+json">
{
"@context":"https://schema.org",
"@type":"ItemList",
"itemListElement":[
{
"@type":"ListItem",
"position":1,
"url":"https://example.com/a-star-is-born.html"
},
{
"@type":"ListItem",
"position":2,
"url":"https://example.com/bohemian-rhapsody.html"
},
{
"@type":"ListItem",
"position":3,
"url":"https://example.com/black-panther.html"
}
]
}
</script>
</head>
<body>
</body>
</html>単一のオールインワン ページのリスト
単一のオールインワン ページのリストでは、各アイテムの詳細な説明を含むすべてのリスト情報をホストします。 JSON-LD で記述した、単一のオールインワン映画リストの例を示します。
<html>
<head>
<title>The Best Movies from the Oscars - 2024</title>
<script type="application/ld+json">
{
"@context": "https://schema.org",
"@type": "ItemList",
"itemListElement": [
{
"@type": "ListItem",
"position": 1,
"item": {
"@type": "Movie",
"url": "https://example.com/2024-best-picture-noms#a-star-is-born",
"name": "A Star Is Born",
"image": "https://example.com/photos/6x9/photo.jpg",
"dateCreated": "2024-10-05",
"director": {
"@type": "Person",
"name": "Bradley Cooper"
},
"review": {
"@type": "Review",
"reviewRating": {
"@type": "Rating",
"ratingValue": 5
},
"author": {
"@type": "Person",
"name": "John D."
}
},
"aggregateRating": {
"@type": "AggregateRating",
"ratingValue": 90,
"bestRating": 100,
"ratingCount": 19141
}
}
},
{
"@type": "ListItem",
"position": 2,
"item": {
"@type": "Movie",
"name": "Bohemian Rhapsody",
"url": "https://example.com/2024-best-picture-noms#bohemian-rhapsody",
"image": "https://example.com/photos/6x9/photo.jpg",
"dateCreated": "2024-11-02",
"director": {
"@type": "Person",
"name": "Bryan Singer"
},
"review": {
"@type": "Review",
"reviewRating": {
"@type": "Rating",
"ratingValue": 3
},
"author": {
"@type": "Person",
"name": "Vin S."
}
},
"aggregateRating": {
"@type": "AggregateRating",
"ratingValue": 61,
"bestRating": 100,
"ratingCount": 21985
}
}
},
{
"@type": "ListItem",
"position": 3,
"item": {
"@type": "Movie",
"name": "Black Panther",
"url": "https://example.com/2024-best-picture-noms#black-panther",
"image": "https://example.com/photos/6x9/photo.jpg",
"dateCreated": "2024-02-16",
"director": {
"@type": "Person",
"name": "Ryan Coogler"
},
"review": {
"@type": "Review",
"reviewRating": {
"@type": "Rating",
"ratingValue": 2
},
"author": {
"@type": "Person",
"name": "Trevor R."
}
},
"aggregateRating": {
"@type": "AggregateRating",
"ratingValue": 96,
"bestRating": 100,
"ratingCount": 88211
}
}
}
]
}
</script>
</head>
<body>
</body>
</html>ガイドライン
映画カルーセルで表示されるようにするには、以下のガイドラインを遵守する必要があります。
構造化データタイプの定義
コンテンツがリッチリザルトとして表示されるようにするには、必須プロパティが必要です。また、推奨プロパティを使用すると、コンテンツについてさらに詳しい情報を追加できるので、ユーザー エクスペリエンスの向上につながります。
Movie
カルーセル オブジェクトでは、カルーセル プロパティに加えて以下に示すプロパティを定義します。
Movie の定義の全文は schema.org/Movie で確認できます。
Google がサポートするプロパティは、次のとおりです。
| 必須プロパティ | |
|---|---|
image |
URL または ImageObject
映画を表す画像。画像に関するその他のガイドライン:
|
name |
Text
映画の題名。 |
| 推奨プロパティ | |
|---|---|
|
映画に対する平均レビュースコアの注釈。レビュー スニペットのガイドラインと、必須および推奨の AggregateRating プロパティのリストに準拠します。 |
dateCreated |
Date または DateTime
映画の公開日。 |
director |
Person
映画の監督。次に例を示します。 "director": { "@type": "Person", "name": "Bradley Cooper" } |
|
映画のネストされた |
トラブルシューティング
構造化データの実装またはデバッグで問題が発生した場合は、以下のリソースが参考になります。
- コンテンツ管理システム(CMS)を使用している場合や、別の人がサイトを管理している場合は、担当者にサポートを依頼してください。その際は、問題の詳細を含む Search Console のメッセージを必ず転送してください。
- 構造化データを使用するコンテンツが必ず検索結果に表示されるとは限りません。コンテンツがリッチリザルトに表示されないときのよくある原因については、構造化データに関する一般的なガイドラインをご覧ください。
- 構造化データにエラーがある可能性があります。構造化データエラーの一覧と解析不能な構造化データに関するレポートを確認してください。
- 構造化データへの手動による対策がページに対して行われると、ページ上の構造化データが考慮されなくなります(ただし、Google 検索結果にはページは引き続き表示されます)。構造化データの問題を修正するには、手動による対策レポートを使用します。
- コンテンツにガイドライン違反がないか、ガイドラインを再度確認してください。スパム コンテンツまたはスパム マークアップの使用が原因で、問題が発生することがありますが、これは構文の問題ではない可能性があり、リッチリザルト テストでは特定できません。
- リッチリザルトが見つからない場合やリッチリザルトの総数が減少している場合のトラブルシューティングを行ってください。
- 再クロールとインデックスの再登録にかかる時間を考慮してください。ページを公開した後、Google がそのページを検出してクロールするまで数日かかる場合があることにご注意ください。クロールとインデックス登録に関する一般的な質問については、Google 検索のクロールとインデックス登録に関するよくある質問をご覧ください。
- Google 検索セントラル フォーラムでも質問を受け付けています。