この記事は、サーバーサイド タグ設定を導入済みで、Google のスクリプトを自社サーバーから配信したいと考えているデベロッパー向けの内容です。
サーバーサイド タグ設定を使用すると、gtm.js や gtag.js といった Google のスクリプトを、Google のサーバーではなく独自のタグ設定サーバーから直接読み込むことができます。これにより、ファーストパーティのコンテキストを離れることなくデータを提供できます。
始める前に
このガイドは、以下を完了されていることを前提とした内容です。
作業を始めるには、実装オプションを選択してください。
ステップ 1: クライアントを構成する
ウェブコンテナとタグ設定サーバーの間でファーストパーティ コンテキストを確立するには、Google のスクリプトが自社サーバーを通して読み込まれるようにする必要があります。
Google のスクリプトをサーバー コンテナ経由で読み込むには、以下を行います。
実装オプションを選択すると、手順が表示されます。ステップ 2: スクリプトのソースドメインを変更する
デフォルト状態では、タグ マネージャーまたは Google タグ(gtag.js)は、依存先リソースを Google 所有のサーバー(www.googletagmanager.com
など)から読み込みます。依存先リソースを自社サーバー経由で読み込むには、ウェブサイト上のスクリプトの URL を変更する必要があります。
ステップ 3: スクリプトのソースを検証する
下の手順では、Google Chrome を使ったテスト方法を紹介しています。使用ブラウザは任意ですが、手順が異なることがあります。
サーバー コンテナが依存先リソースを読み込んでいるかどうかテストする手順:
- ウェブサイトを新しいブラウザタブで開きます。
- ブラウザのデベロッパー ツールを開きます。Google Chrome の場合、ページ上の任意の場所を右クリックして [検証] を選択します。
デベロッパー ツールで、[ソース] タブを開きます。このウィンドウでは、ウェブサイトを開く際に読み込まれた依存先リソースをすべて確認できます。
- ✅
gtm.js
が指定したソースから読み込まれていれば、正しく実装できています。
- ❌ [ソース] タブで、
gtm.js
がwww.googletagmanager.com
の配下に表示される場合、依存先リソースの読み込み元が Google のサーバーのままです。
- コード内でソース URL を正しく変更できているか確認しましょう(ステップ 2 を参照)。
- 変更後のコードが公開してあるか確認しましょう。
- ✅
次のステップ
同意モードを使用している場合、タグの地域別動作をセットアップすれば、さらに厳密な制御が可能になります。