サーバー コンテナのプレビューとデバッグ

タグ マネージャーで、サーバーサイドのコンテナをプレビューおよびデバッグできます。

プレビュー レイアウトについて

デバッガを開くには、タグ マネージャーでサーバー コンテナを選択し、[プレビュー] をクリックします。

左側のパネルには、受信した HTTP リクエスト(collect?v=2&.... など)が一覧表示されます。リクエストを受理したクライアントがイベントデータ オブジェクト(scrollpage_viewadd_to_cart など)を作成した場合、このイベントはリクエストの下にサブ項目として表示されます。

右側のタブには、左側のパネルで選択した項目の詳細が表示されます。 各タブについては、それぞれ別のセクションで説明します。

プレビュー モードでのタグ マネージャーを示すスクリーンショット

デバッグ リクエスト

[リクエスト] タブには、以下のチェックボックスが含まれます。

  • リクエストを受理したクライアント
  • 送信された HTTP リクエスト
  • 受信した HTTP リクエスト

タグ マネージャーの [リクエスト] タブを示すスクリーンショット

適切なクライアントがリクエストを受理したかどうかを確認する

サーバー コンテナには多数のクライアントを含めることができますが、リクエストを受理できるクライアントは 1 つのみです。正しいクライアントは、ブラウザからのリクエストの形式を認識し、一致するリクエストがあれば受理します。

[クライアント] ボックスをクリックすると、クライアントの詳細を確認できます。この情報は、[クライアント] > [クライアント名] で表示されるクライアントの構成と一致している必要があります。

タグ マネージャーのクライアントの詳細を示すスクリーンショット

受信リクエストを確認する

[受信した HTTP リクエスト] ボックスをクリックすると、受信リクエストの詳細が表示されます。

リクエスト(collect?v=...)は、Chrome のネットワーク タブに表示される内容と 1 対 1 で対応している必要があります。ブラウザの表示内容が一致し、サーバー コンテナが正しいパラメータを受信していることを確認してください。

タグ マネージャーの受信リクエストの詳細を示すスクリーンショット

送信リクエストを確認する

任意の [送信された HTTP リクエスト] ボックスをクリックすると、以下の項目の詳細が表示されます。

  • リクエストを生成したタグ
  • 送信リクエスト
  • ベンダー エンドポイントから返される HTTP レスポンス

送信リクエストの詳細には、サーバー コンテナからベンダー エンドポイントに送信されたデータが表示されます。

タグ マネージャーの送信リクエストの詳細を示すスクリーンショット

レスポンスには、ベンダー エンドポイントから返されたステータス コード、ヘッダー、本文(ある場合)が表示されます。

タグ マネージャーの送信レスポンスの詳細を示すスクリーンショット

デバッグタグ

[タグ] タブには、設定済みのタグがすべて表示されます。

  • 配信されたタグ: イベントで配信されたタグ。それぞれのボックスは、タグの配信が失敗または成功したかどうかと、タグの配信回数を示しています。
  • 未配信のタグ: 配信可能ながら、配信されなかったタグ。

タグ マネージャーの [タグ] タブを示すスクリーンショット

任意のボックスをクリックすると、タグのプロパティ、送信された HTTP リクエスト、配信トリガーが表示されます。

タグ マネージャー タグの詳細を示すスクリーンショット

サーバータグの設定と実装について詳しくは、サーバータグを作成する方法をご覧ください。

デバッグ変数

[変数] タブには、イベントの変数が一覧表示され、変数タイプ、戻り値の型、値が含まれます。たとえば、以下の user-engagement イベントのスクリーンショットは、var_screen_resolution 変数が「1536x864」に設定されていることを示しています。

タグ マネージャーの [変数] タブを示すスクリーンショット

変数の値の設定に使用されるデータが [イベントデータ] タブに表示されます。

組み込み変数ユーザー定義変数を設定する方法について詳しくは、変数をご覧ください。

デバッグ イベントデータ

[イベントデータ] タブには、イベントの詳細が表示されます。このデータは、[変数] タブで変数の値を設定するために使用されます。

タグ マネージャーの [イベントデータ] タブを示すスクリーンショット

コンソール

[コンソール] タブには、配信されたタグで発生したすべてのエラーが表示されます。ログには、各エラー メッセージと、それらのエラーの原因(無効なエンドポイントや対象の API 呼び出しなど)が含まれます。

タグ マネージャーのコンソールを示すスクリーンショット