RequestConfiguration オブジェクトですべての広告リクエストのグローバル設定を収集し、そのオブジェクトを MobileAds.instance.updateRequestConfiguration() によって適用します。
すべての広告リクエストにリクエスト構成の変更が適用されるようにするには、Google Mobile Ads Flutter Plugin を初期化する前にリクエスト構成を更新します。
年齢に応じた取り扱いを設定する
Google Mobile Ads Flutter Plugin には、子どもや未成年を対象にしたプライバシーに関する規則のコンプライアンス管理をサポートするため、年齢に応じた取り扱いの設定が用意されています。年齢に応じた取り扱いの設定では、Google Mobile Ads Flutter Plugin で子ども、未成年者、または年齢未指定のユーザーのための広告配信保護対策を適用するかどうかを指定できます。
年齢に応じた取り扱いは、RequestConfiguration オブジェクトの ageRestrictedTreatment プロパティで設定できます。
子どもの取り扱いを広告リクエストに適用する場合の例を次に示します。
RequestConfiguration requestConfiguration = RequestConfiguration(
// Indicates that ad requests should have child age treatment.
ageRestrictedTreatment: AgeRestrictedTreatment.child,
);
MobileAds.instance.updateRequestConfiguration(requestConfiguration);
13 歳以上の未成年者または年齢未指定のユーザーの取り扱いを指定するには、AgeRestrictedTreatment.child の設定を次のように置き換えます。
AgeRestrictedTreatment.teenAgeRestrictedTreatment.unspecified
この設定を使用すると、Google Mobile Ads Flutter Plugin は広告リクエストに tfat パラメータを含めます。該当する年齢に応じた取り扱いをユーザーにどのように適用するかは、法律および規制上の義務に基づき、弁護士に相談のうえ判断してください。詳しくは、年齢制限に応じた取り扱いのタグをアプリの広告リクエストに設定するをご覧ください。
TFCD と TFUA から年齢に応じた取り扱いに移行する
年齢に応じた取り扱いの設定は、非推奨となった RequestConfiguration.tagForChildDirectedTreatment(TFCD)設定と RequestConfiguration.tagForUnderAgeOfConsent(TFUA)設定に代わるものです。
次の表に、TFCD と TFUA の設定と、対応する年齢に応じた取り扱いを示します。
TFCD
TFCD |
年齢に応じた取り扱い |
|---|---|
TagForChildDirectedTreatment.yes |
AgeRestrictedTreatment.child |
TagForChildDirectedTreatment.no |
AgeRestrictedTreatment.unspecified |
TagForChildDirectedTreatment.unspecified |
AgeRestrictedTreatment.unspecified |
| 値が割り当てられていません | AgeRestrictedTreatment.unspecified |
| 同等のものはありません | AgeRestrictedTreatment.teen |
TFUA
TFUA |
年齢に応じた取り扱い |
|---|---|
TagForUnderAgeOfConsent.yes |
AgeRestrictedTreatment.child |
TagForUnderAgeOfConsent.no |
AgeRestrictedTreatment.unspecified |
TagForUnderAgeOfConsent.unspecified |
AgeRestrictedTreatment.unspecified |
| 値が割り当てられていません | AgeRestrictedTreatment.unspecified |
| 同等のものはありません | AgeRestrictedTreatment.teen |
年齢に応じた取り扱いと TFCD および TFUA の関係について
年齢に応じた取り扱いの設定と TFCD または TFUA の設定を両方とも設定した場合は、最も厳格な制限が適用されます。
AdMob メディエーションで年齢に応じた取り扱いを転送する
Google Mobile Ads Flutter Plugin を使用して年齢に応じた取り扱いを設定すると、メディエーション アダプタは、統合された第三者広告ソースに年齢に応じた取り扱いのシグナルを転送します。
次の表に、年齢制限に応じた取り扱いのシグナルを統合されたサードパーティの広告ソースに転送できるメディエーション アダプタのバージョンを示します。
| メディエーション アダプタ名 | サポートされている最小バージョン |
|---|---|
| AppLovin | 2.6.2 |
| BidMachine | 1.4.1 |
| Chartboost | 1.5.2 |
| DTExchange(Fyber) | 1.3.5 |
| i-mobile | 1.0.5 |
| InMobi | 2.3.0 |
| IronSource | 2.4.3 |
| Liftoff Monetize(Vungle) | 1.5.1 |
| LINE ヤフー(LINE) | 2.1.2 |
| maio | 1.1.6 |
| Meta(Facebook) | 1.5.4 |
| Mintegral | 2.1.1 |
| Moloco | 3.5.0 |
| MyTarget | 1.12.0 |
| Pangle | 4.0.0 |
| PubMatic | 2.2.0 |
子ども向けの設定
児童オンライン プライバシー保護法(COPPA)に基づき、「子供向け取り扱い用タグ」の設定が用意されています。
アプリ デベロッパーは、広告リクエストの際に、コンテンツを子ども向けとして取り扱うかどうかを指定できます。Google に子ども向けコンテンツとして扱うよう指定した場合、その広告リクエストでは、インタレスト ベース広告(IBA)とリマーケティング広告を無効にする措置が取られます。この設定は、RequestConfiguration.tagForChildDirectedTreatment() を通じて Google Play 開発者サービス SDK のすべてのバージョンで使用できます。
- COPPA に基づく子ども向けコンテンツとして扱うように示すには、引数として
TagForChildDirectedTreatment.yesを指定します。 - COPPA に基づく子ども向けコンテンツとして扱わないよう示すには、引数
TagForChildDirectedTreatment.noを使用します。 - COPPA に基づくコンテンツの扱い方を広告リクエストで示さない場合は、引数
TagForChildDirectedTreatment.unspecifiedを使用するか、このタグを設定しません。
次の例では、コンテンツを COPPA に基づく子供向けコンテンツとして取り扱うよう指定しています。
final RequestConfiguration requestConfiguration = RequestConfiguration(
tagForChildDirectedTreatment: TagForChildDirectedTreatment.yes);
MobileAds.instance.updateRequestConfiguration(requestConfiguration);
同意年齢に満たないユーザー
欧州経済領域(EEA)の同意年齢に満たないユーザーについては、その広告リクエストにマークを付けることで適切な取り扱いを受けることができます。この機能は、一般データ保護規則(GDPR)の準拠に向けた対応をサポートするためのものです。なお、GDPR の下では他の法的義務が課せられる場合もありますので、欧州連合(EU)のガイダンスをご確認のうえ、お客様の顧問弁護士にご相談ください。Google が提供するツールの目的は、法令遵守をサポートすることであり、パブリッシャー様を法的義務から解放することではありません。GDPR がパブリッシャー様に与える影響の詳細
この機能を利用すると、該当する広告リクエストに TFUA(Tag For Users under the Age of Consent in Europe: 同意年齢に満たない欧州ユーザーに対するタグ)パラメータが含まれるようになります。広告リクエストにこのパラメータが追加されている場合、リマーケティングなどによるパーソナライズド広告の配信が無効になります。また、広告の測定ピクセルや第三者広告サーバーなどを扱う第三者広告ベンダーへのリクエストも無効になります。
タグは RequestConfiguration.tagForUnderAgeOfConsent() を使用して設定されます。
- 同意年齢に満たないユーザーに適した方法で広告リクエストを処理するように示すには、引数として
TagForUnderAgeOfConsent.yesを指定します。 - 同意年齢に満たないユーザーに適した方法で広告リクエストを処理しないように示すには、引数
TagForUnderAgeOfConsent.noを使用します。 欧州経済領域(EEA)の同意年齢に満たないユーザーに適した方法で広告リクエストを処理するかどうか指定しない場合は、引数
TagForUnderAgeOfConsent.unspecifiedを使用するか、このタグを設定しません。次の例は、広告リクエストに TFUA を含めるように示すものです。final RequestConfiguration requestConfiguration = RequestConfiguration( tagForUnderAgeOfConsent: TagForUnderAgeOfConsent.yes); MobileAds.instance.updateRequestConfiguration(requestConfiguration);
子ども向けの設定を有効にするタグと setTagForUnderAgeOfConsent に設定する値を、同時に両方とも true にしないでください。両方ともその値にすると、子ども向けの設定が優先されます。
広告コンテンツのフィルタリング
広告レーティングは、RequestConfiguration.maxAdContentRating() を使用して設定できます。
こうしたリクエストに対しては、指定したレベル以下のコンテンツ レーティングを持つ AdMob 広告が返されます。このネットワークの追加情報に使用できる値はデジタル コンテンツ ラベルの分類に基づいており、次の MaxAdContentRating オブジェクトのいずれかになります。
MaxAdContentRating.gMaxAdContentRating.pgMaxAdContentRating.tMaxAdContentRating.ma
次のコードは RequestConfiguration オブジェクトを設定し、G 以下のデジタル コンテンツ ラベルに対応する広告コンテンツを返すように指定しています。
final RequestConfiguration requestConfiguration = RequestConfiguration(
maxAdContentRating: MaxAdContentRating.g);
MobileAds.instance.updateRequestConfiguration(requestConfiguration);