イベントの検証が済んだら、実装を検証する必要があります。検証サーバーではイベントが正しい構造になっていることが検証されますが、それらが正しくプロパティに送信されていることを確認するには、以下を行う必要があります。
これらの手順を行ってもイベントが表示されない場合は、トラブルシューティングで実装に関する一般的なエラーをご確認ください。
クライアントからイベントを送信する
クライアントを選択してください。
イベントが有効となるには、Firebase 向け Google アナリティクス SDK からイベントを送信するためにすでに使用されている app_instance_id
を持っている必要があります。
この ID をクライアントサイドで取得し、Measurement Protocol の呼び出しに追加してください。プロパティにイベントを送信する際には、"app_instance_id"
が app_instance_id
として使用されます。これを、SDK の実際の app_instance_id
に置き換える必要があります。有効な値を使用していることを確認する方法については、正しい app_instance_id を使用しているかどうかをご覧ください。
プロパティにイベントを送信する
クライアントからイベントを送信し、有効な app_instance_id
を取得したら、Measurement Protocol を使ってイベントを送信できるようになります。実装を検証する際は、Measurement Protocol を使って測定しようとしているイベントを送信する必要があります。
たとえば、以下の例では refund イベントが送信されます。
const firebaseAppId = "FIREBASE_APP_ID";
const apiSecret = "API_SECRET";
fetch(`https://www.google-analytics.com/mp/collect?firebase_app_id=${firebaseAppId}&api_secret=${apiSecret}`, {
method: "POST",
body: JSON.stringify({
"app_instance_id": "APP_INSTANCE_ID",
"events": [{
"name": "refund",
"params": {
"currency": "USD",
"value": "9.99",
"transaction_id": "ABC-123"
}
}]
})
});
リアルタイム ビューを確認する
Measurement Protocol を使ってイベントを送信したら、リアルタイム ビューでプロパティを確認します。通常、イベントは数秒以内に表示されます。
Google アナリティクスを開き、左側のナビゲーションから [レポート] > [リアルタイム] を選択して、リアルタイム ビューに移動します。下部にある [イベント名ごとのイベント発生数] や [イベント名ごとのキーイベント数] などのグラフを確認してください。
DebugView を確認する
リアルタイム ビューでは実装を確認するのに十分な詳細情報が得られない場合は、params
コレクションに次のパラメータを含めて一部のテストイベントでデバッグモードを有効にし、DebugView でイベントをモニタリングして確認できるようにします。
"debug_mode": true
または"debug_mode": 1
"engagement_time_msec"
が正の数に設定されている
たとえば、以下の例ではデバッグモードが有効になっている refund が送信されます。
const firebase_app_id = "FIREBASE_APP_ID";
const apiSecret = "API_SECRET";
fetch(`https://www.google-analytics.com/mp/collect?firebase_app_id=${firebaseAppId}&api_secret=${apiSecret}`, {
method: "POST",
body: JSON.stringify({
"app_instance_id": "APP_INSTANCE_ID",
"events": [{
"name": "refund",
"params": {
"currency": "USD",
"value": "9.99",
"transaction_id": "ABC-123",
"engagement_time_msec": 1200,
"debug_mode": true
}
}]
})
});
デバッグモードを有効にしてイベントを送信したら、DebugView を使用してイベントをモニタリングするの手順に沿って、実装を検証します。