Actions on Google では、アクションによって Google アシスタントの機能を拡張できます。アクションを使用すると、会話型インターフェースを介して、ユーザーがさまざまな目的を果たすことができます。簡単な指示を出して照明をつけたり、雑学クイズなどで長い会話をしたりできます。
アクションを設計して作成するには、Dialogflow という会話型プラットフォームを使用できます。Dialogflow では、アクションに Actions SDK の機能を含めて、使いやすい IDE、自然言語理解(NLU)、機械学習などといった機能を追加できます。
Google アシスタントを拡張するには、次の手順でアクションを作成します。
会話を設計する
開発を始める前に、会話、つまりアクションのユーザー インターフェースを設計する必要があります。会話は、ユーザーがアクションを呼び出す方法、アクションに有効なユーザーの呼びかけ、アクションがユーザーに応答する方法を記述するものです。
Actions on Google デベロッパー プロジェクトと Dialogflow エージェントを作成する
Actions Console に移動して、デベロッパー プロジェクトを作成します。プロジェクトを使用して、アクションに関するメタデータを定義し、承認プロセスを通してアクションを管理、追跡できます。プロジェクトを作成したら、すべてのアクションを定義する Dialogflow エージェントを作成します。
アクションの定義
Dialogflow エージェントでアクションを定義するには、インテントを使用します。インテントとは、アクションの機能へのエントリ ポイントを定義するものです。たとえば、作成するアクションで、品物を購入し、注文の状況をチェックし、1 日の取引を表示できるようにするとします。その場合、次の発話によってトリガーされるインテントを定義できます。
- 「OK Google、靴を買いたいのでお気に入りの靴屋さんにアクセスして」
- 「OK Google、お気に入りの靴屋さんで私の注文を調べて」
- 「OK Google、お気に入りの靴屋さんで今日のお買い得を調べて」
フルフィルメントを作成してデプロイする
アクションに含まれるアクションが呼び出されると、そのアクションを遂行するためにフルフィルメントが呼び出されて、ユーザーとの会話を開始します。
会話を作成するには、会話の文法(ユーザーが実際にアクションに話しかけることができるもの)を作成するために Dialogflow でインテントを定義します。ユーザーが実際に何かを話しかけてインテントがトリガーされると、フルフィルメントが呼び出され、フルフィルメントによってユーザーにレスポンスが返されます。
このリクエストとレスポンスのやり取りは、タスクを完了するのに十分な情報がフルフィルメントに収集されるまで繰り返されます。