ネイティブ スタイルの設定を使用すると、Google アド マネージャーで指定したネイティブ スタイルに基づいてネイティブ広告のレンダリングが処理されます。まず、サイズとターゲティングを指定します。次に、HTML、CSS、JavaScript を追加して、どの画面でも適切に表示されるレスポンシブな広告となるように定義します。アド マネージャーでは、レンダリングの処理を行わなくても、配信先に適したネイティブ スタイルが自動的に適用されます。ネイティブ スタイルは、バナー広告と同じように実装します。実行時に決定される Fluid 広告サイズか、事前に決定される固定の広告サイズでレンダリングされます。
前提条件
- スタートガイドの手順を完了していること。
Fluid サイズ
アド マネージャーの管理画面で「Fluid」広告サイズを使用すると、コンテンツに合わせて動的に調整される広告を作成できます。この設定では、広告の幅はアプリのコンテンツと同じサイズになり、高さは実行時に広告のコンテンツに合わせて調整されます。SDK には、このケースを処理するための特別な AdSize
定数である FLUID
が用意されています。Fluid 広告サイズの高さは、パブリッシャーが定義した幅に基づいて動的に決定されるため、広告ビューの高さはクリエイティブの高さに合わせて調整されます。
流動的な広告リクエストを作成する
他の広告フォーマットとは異なり、流動性広告サイズには定義済みの幅がないため、XML レイアウト ファイルで AdManagerAdView
の layout_width
を明示的に設定してください。
<com.google.android.gms.ads.admanager.AdManagerAdView
android:id="@+id/fluid_ad_container"
android:layout_width="match_parent"
android:layout_height="wrap_content"
android:layout_gravity="center_horizontal"
ads:adSize="FLUID"
ads:adUnitId="YOUR_AD_UNIT_ID" />
広告リクエストを行う実装は次のようになります。
Java
// fluidAdContainer is a ViewGroup that will be used to display the fluid native ad.
AdManagerAdView adView = (AdManagerAdView) fluidAdContainer;
AdManagerAdRequest request = new AdManagerAdRequest.Builder().build();
adView.loadAd(request);
Kotlin
// fluidAdContainer is a ViewGroup that will be used to display the fluid native ad.
val adView = fluidAdContainer as AdManagerAdView
val request = AdManagerAdRequest.Builder().build()
adView.loadAd(request)
固定サイズ
固定サイズのネイティブ スタイルを使用すると、ネイティブ広告の幅と高さを制御できます。固定サイズを設定する手順は次のとおりです。
アド マネージャーの管理画面で広告申込情報を作成し、
Size
フィールドのプルダウンから定義済みサイズのいずれかを選択します。アプリの XML レイアウト ファイルで、
ads:adSize
属性を、ステップ 1 で選択した定義済みサイズに一致する定数に設定します。サイズおよび対応するAdSize
定数のリストについては、固定サイズのセクションをご覧ください。
レイアウト ファイルで MEDIUM_RECTANGLE
(300x250)広告サイズなどの固定サイズを指定する方法の例を次に示します。
<com.google.android.gms.ads.admanager.AdManagerAdView
android:id="@+id/ad_view_container"
android:layout_width="wrap_content"
android:layout_height="wrap_content"
android:layout_gravity="center_horizontal"
ads:adSize="MEDIUM_RECTANGLE"
ads:adUnitId="YOUR_AD_UNIT_ID" />