テスト広告を有効にする

このガイドでは、広告を統合してテスト広告を有効にする方法について説明します。開発中はテスト広告を有効にして、純広告キャンペーンの統計情報に影響を与えたり、Ad Exchange で広告主に課金したりすることなく、クリックスルー動作をテストできるようにすることをおすすめします。

前提条件

デモ広告ユニット

Google が提供するデモ広告ユニットを使用すると、最も簡単にテストできます。 これらの広告ユニットはお客様の Ad Managerアカウントに関連付けられていないため、使用してもアカウントで無効なトラフィックが生成されることはありません。

各フォーマットのテスト クリエイティブを参照するデモ広告ユニットを以下に示します。

広告フォーマット サンプル広告ユニット ID
アプリ起動 /6499/example/app-open
アダプティブ バナー /21775744923/example/banner
固定サイズのバナー /6499/example/banner
インタースティシャル /6499/example/interstitial
リワード /6499/example/rewarded
リワード インタースティシャル /21775744923/example/rewarded_interstitial
ネイティブ /6499/example/native
ネイティブ動画 /6499/example/native-video

テストデバイスを有効にする

本番環境と同様の広告についてより厳密なテストを実施したい場合は、デバイスをテストデバイスとして設定し、 Ad Manager UI で作成した独自の広告ユニット ID を使用できます。

デバイスをテストデバイスとして追加する手順は次のとおりです。

プログラムでテストデバイスを追加する

開発中にアプリで広告をテストする場合は、次の手順に沿ってテストデバイスをプログラムに登録します。

  1. 広告が統合されているアプリを読み込み、広告リクエストを行います。
  2. logcat 出力で、次のようなメッセージが表示されます。このメッセージには、デバイス ID と、デバイス ID をテストデバイスとして追加する方法が表示されます。
    I/Ads: Use RequestConfiguration.Builder.setTestDeviceIds(Arrays.asList("33BE2250B43518CCDA7DE426D04EE231"))
    to get test ads on this device."
    テストデバイス ID をクリップボードにコピーします。
  3. RequestConfiguration.Builder.setTestDeviceIds() を呼び出し、テストデバイス ID のリストを渡すようにコードを変更します。

    Java

    List<String> testDeviceIds = Arrays.asList("33BE2250B43518CCDA7DE426D04EE231");
    RequestConfiguration configuration =
        new RequestConfiguration.Builder().setTestDeviceIds(testDeviceIds).build();
    MobileAds.setRequestConfiguration(configuration);
    

    Kotlin

    val testDeviceIds = Arrays.asList("33BE2250B43518CCDA7DE426D04EE231")
    val configuration = RequestConfiguration.Builder().setTestDeviceIds(testDeviceIds).build()
    MobileAds.setRequestConfiguration(configuration)
    
    必要に応じて、 isTestDevice() をチェックすることで、デバイスがテストデバイスとして適切に追加されたことを確認できます。
  4. アプリを再実行します。広告が Google 広告の場合は、広告(バナー、インタースティシャル、動画リワード)の上部中央に [テスト広告] ラベルが表示されます。

    ネイティブ アドバンス広告の場合、広告見出しアセットの先頭には文字列 Test Ad が付加されます。

この「テスト広告」ラベルの付いた広告は、クリックしても問題ありません。テスト広告のリクエスト数、表示回数、クリック数は、アカウントのレポートには表示されません。

注: [テスト広告] ラベルを表示するには、11.6.0 以降の SDK バージョンを使用する必要があります。

メディエーションによるテスト

Google のサンプル広告ユニットでは、Google 広告のみが表示されます。メディエーションの設定をテストするには、テストデバイスを有効にする方法を使用する必要があります。

メディエーション向け広告には、テスト広告ラベルは表示されません。各メディエーション ネットワークでテスト広告が有効になっていることをご確認のうえ、そうしたネットワークがアカウントで無効なアクティビティに関する警告を受けないようにする必要があります。詳しくは、各ネットワークのメディエーション ガイドをご覧ください。

メディエーション広告ネットワーク アダプタがテスト広告に対応しているかどうか不明な場合は、開発中にそのネットワークの広告をクリックしないようにしてください。どの広告フォーマットでも getMediationAdapterClassName() メソッドを使用すると、現在の広告を配信した広告ネットワークを特定できます。