2012年10月26日金曜日
先日提供を開始したリンクの否認ツールについて、ブログ記事「
サイトへの不自然なリンクを否認する新しいツールの提供を開始しました
」に続き、Q&A をご紹介します。
このツールは上級レベルのウェブマスター用に開発されたものです。サイトへのリンクに否認すべきものがあり、ツールの用途やそれがもたらす影響について明確に理解している場合に限り、このツールを使用してください。
質問: このツールは、どのサイトでも使用する必要がありますか?
回答: いいえ。ほとんどのサイトではこのツールを使用する必要はありません。このツールの用途や必要性を理解していない場合は使用しないことをおすすめします。
質問: リンクを否認すると具体的にどうなるのですか?それらのリンクは完全に無視されるのですか?
回答: このツールを使用すると、どのリンクを否認したいかを Google に指定することができます。通常の場合、Google はそれらのリンクを無視するようになります(評価しないようになります)。 rel="canonical" 属性と同様に、これは指示ではなく提案として取り扱います。Google は、個別のケースについて Google 独自の判断を優先することがあります。ただし、通常はユーザーからの提案をもとにリンクを評価します。
質問: ファイルをアップロードしてからどれくらいでリンクが無視されるようになりますか?
回答: その URL からのリンクが無視されるようになるには、否認ツールを用いて指定された URL を Google が再クロールしてインデックスに再登録する必要があり、この処理には数週間かかることがあります。
質問: 「ネガティブ SEO*」の可能性がある場合もこのツールを使用できますか?
回答: このツールは主に、悪質な業者に SEO を依頼してしまったり、自身で不適切なリンク操作を行ってしまった場合に使用するものです。自分の依頼で 不適切なリンク操作 (PageRank を転送する有料投稿や有料リンクの設定等)を行ったことがわかっている場合は、まずはそのリンク元サイトに連絡し、それらのリンクを削除するよう依頼してください。問題のあるリンクを削除することによって、ユーザーがあなたのサイトへの不自然なリンクを見かけてあなたのサイトやビジネスを信頼できなくなる、といった事態を防ぐこともできます。不自然なリンクの削除に最大限の努力を払って、それでもいくつか除去できないリンクがあるという状態になってから、はじめてリンクの否認ツールの使用を検討してください。
Google では、各サイトの掲載順位が他のウェブマスターによって操作されることのないよう対策に努めています。しかしながら、そのような第三者からの悪意のあるリンクがサイトの評価に悪影響を及ぼしていると思う場合は、リンクの否認ツールを使用して、それらのリンクを無視するよう Google に指定することができます。繰り返しになりますが、Google では独自のアルゴリズムを開発してネガティブ SEO へ対策を実施していますので、ほとんどのウェブマスターの皆さまはネガティブ SEO について心配する必要はありません。
*いくつかの手法が「ネガティブ SEO」 として語られることがありますが、ここで言及している「ネガティブ SEO」とは、第三者がターゲットとするサイトにガイドライン違反となるような悪質なリンクをはることで、そのサイトの検索結果上の掲載順位を操作しよう(順位を下げよう)とする行為のことを指しています。
質問: 私のサイトへのリンクのほとんどは設定した覚えのないものです。このような場合もこれらのリンクに対処する必要がありますか?
回答: いいえ。Google では、それぞれのリンクに適切な重みづけをしており、通常の状況においては、リンクに関する追加情報をお送り頂く必要はありません。このツールの使用が想定されるのは、 主に、ご自身で設置または依頼して作成した、 Google の品質ガイドラインに違反するリンク を理由に Google から 不自然なリンク に関する警告が届き、最大限努力したにも関わらず削除できないリンクがある場合です。
質問: 否認すべきでないリンクをアップロードしてしまいました。間違えてアップロードしたリンクを取り消すにはどうしたらよいですか?
回答: アップロードしたリンクを変更するには、否認ツールで既にアップロード済みのファイルをダウンロードして変更を加え、無視すべきリンクのみを記載した状態にしてアップロードし直します。なお、アップロードしたファイルがクロールされてインデックスに反映されるまでに数週間かかることがあります。
質問: 「サイトへの不自然なリンク」の通知を受け取っていなくても、予防策としてリンク ファイルを作成すべきですか?
回答: 通称 “Penguin” アップデートの影響がサイトに及んでおり、スパムの疑いのあるリンクや低品質なリンクを設定したことが原因ではないかと思う場合は、サイトへのリンクを調査し、 Google のウェブマスター向けガイドラインに違反するリンク プログラム などによるリンクを否認することをおすすめします。
質問: ファイルをアップロードした場合でも、再審査リクエストを申請する必要がありますか?
回答: はい、サイトに対する手動の対策についての通知が届いている場合は再審査リクエストを申請してください。リンクの否認ツールは、どのリンクを無視すべきかを Google に指定するためのものです。サイトに対する手動のスパム対策についての通知が届いた場合は、まずその原因となったリンク(自身が関与した、あらゆる作為的なリンク、低品質なリンク)をできる限り削除する必要があります。疑いのあるリンクを可能な限り削除したら、削除できなかったリンクのうち、どのリンクを無視すべきかをリンクの否認ツールを使用して Google に指定してください。なお、否認するリンクについての情報が Google のインデックスに反映されるまでしばらく時間がかかります。最後に、再審査リクエストを送信して、ウェブスパム チームにサイトの再審査を依頼してください(再審査リクエストのレポートにリンクの否認ツールを使用したことを記載してください)。再審査の結果、サイトが Google の品質ガイドラインに準拠していることが確認でき次第、手動による対策を取り消させていただきます。
質問: 同じ企業のドメインであっても、example.com と example.co.uk からのリンクを別々に否認する必要があるのですか?
回答: はい。複数のドメインからのリンクを否認するには、ドメインごとにファイル上で指定する必要があります。
質問: www ありの URL と www なしの URL はどのように扱われますか?
回答: これらの URL は技術的には異なる 2 つの URL です。リンクの否認ツールでは、リンクを細かく指定可能にすることを重視していますので、これらの URL は別のものとして扱います。否認したいリンクが複数の URL で表示される場合は、そのリンクを URL ごとに指定する必要があります。もちろん、ドメイン全体を指定することも可能です。
質問: たとえば something.example.com を否認して、そのサブドメインからのリンクのみを無視することはできますか?
回答: ほとんどの場合は可能です。一般的に広く知られているホスティング サービス(wordpress.com、blogspot.com、tumblr.com など)のほとんどでは、「domain:something.example.com」を否認すると、そのサブドメインからのリンクのみが否認されます。ごく稀に、非常に新しいホスティング サービスなどで、ドメイン全体からのすべてのリンクが否認されることもあり得ます。しかし、サブドメインをリストに含めると、そのサブドメインからのリンクのみを無視することができる場合がほとんどです。
英語版記事での Q&A は以上となります。ここからは、 日本のウェブマスター ヘルプフォーラム などで皆さまから寄せられていたご質問や誤解をもとにした Q&A をご紹介します。
質問: 否認するリンクのリストを送る際は、どのファイル形式でアップロードするとよいでしょうか?
回答: リンクの否認ツールが対応するファイル形式はプレーン テキスト形式(.txt という拡張子を持つファイル形式)となります。プレーン テキスト形式以外のファイル(.pdf、.doc、.xls、.xlsx 形式など)をお送りいただいても Google 側でシステムに正常に反映することができず、否認の処理が行なわれませんのでご注意ください。もし異なるファイル形式でアップロードしてしまった場合は、プレーン テキスト形式でファイルをアップロードしなおしてください。なお、文字コードは UTF-8 形式の利用を推奨します。
質問: ファイル中のコメントはどのように扱われるのでしょうか?
回答: 前回のブログ記事 でファイルの記入例として# 記号で始まるコメント記入をご紹介していますが、このコメントは、ご自身の参考コメントとしてのご利用を想定しており、現在のところ Google でこの情報を利用する予定はありません。再審査リクエストをお送り頂く際には、同様にファイル内のコメントを再審査チームが審査に利用することはありませんので、再審査に必要な情報は再審査リクエストのレポート上に漏れなく記入してください。
質問:サブディレクトリ単位での否認は可能ですか?
回答:現在のところ、URL 単位か、ドメイン単位での否認のみが可能です。
質問: サイトへの不自然なリンクをすべて否認してしまえば、再審査リクエストは通る(手動によるスパム対策は解除される)?
回答:いいえ、今回のブログ記事でもご紹介していますように、サイトに対する手動のスパム対策についての通知が届いた場合は、まずその原因となったリンク(自身が作成した、あらゆる作為的なリンク、低品質なリンク)をできる限り削除する必要があります。違反箇所を削除することが、問題の根本的な解決につながる最良の方法です。
ご質問やご意見がありましたら ウェブマスター ヘルプフォーラム までお知らせください。
このツールは上級レベルのウェブマスター用に開発されたものです。サイトへのリンクに否認すべきものがあり、ツールの用途やそれがもたらす影響について明確に理解している場合に限り、このツールを使用してください。
質問: このツールは、どのサイトでも使用する必要がありますか?
回答: いいえ。ほとんどのサイトではこのツールを使用する必要はありません。このツールの用途や必要性を理解していない場合は使用しないことをおすすめします。
質問: リンクを否認すると具体的にどうなるのですか?それらのリンクは完全に無視されるのですか?
回答: このツールを使用すると、どのリンクを否認したいかを Google に指定することができます。通常の場合、Google はそれらのリンクを無視するようになります(評価しないようになります)。 rel="canonical" 属性と同様に、これは指示ではなく提案として取り扱います。Google は、個別のケースについて Google 独自の判断を優先することがあります。ただし、通常はユーザーからの提案をもとにリンクを評価します。
質問: ファイルをアップロードしてからどれくらいでリンクが無視されるようになりますか?
回答: その URL からのリンクが無視されるようになるには、否認ツールを用いて指定された URL を Google が再クロールしてインデックスに再登録する必要があり、この処理には数週間かかることがあります。
質問: 「ネガティブ SEO*」の可能性がある場合もこのツールを使用できますか?
回答: このツールは主に、悪質な業者に SEO を依頼してしまったり、自身で不適切なリンク操作を行ってしまった場合に使用するものです。自分の依頼で 不適切なリンク操作 (PageRank を転送する有料投稿や有料リンクの設定等)を行ったことがわかっている場合は、まずはそのリンク元サイトに連絡し、それらのリンクを削除するよう依頼してください。問題のあるリンクを削除することによって、ユーザーがあなたのサイトへの不自然なリンクを見かけてあなたのサイトやビジネスを信頼できなくなる、といった事態を防ぐこともできます。不自然なリンクの削除に最大限の努力を払って、それでもいくつか除去できないリンクがあるという状態になってから、はじめてリンクの否認ツールの使用を検討してください。
Google では、各サイトの掲載順位が他のウェブマスターによって操作されることのないよう対策に努めています。しかしながら、そのような第三者からの悪意のあるリンクがサイトの評価に悪影響を及ぼしていると思う場合は、リンクの否認ツールを使用して、それらのリンクを無視するよう Google に指定することができます。繰り返しになりますが、Google では独自のアルゴリズムを開発してネガティブ SEO へ対策を実施していますので、ほとんどのウェブマスターの皆さまはネガティブ SEO について心配する必要はありません。
*いくつかの手法が「ネガティブ SEO」 として語られることがありますが、ここで言及している「ネガティブ SEO」とは、第三者がターゲットとするサイトにガイドライン違反となるような悪質なリンクをはることで、そのサイトの検索結果上の掲載順位を操作しよう(順位を下げよう)とする行為のことを指しています。
質問: 私のサイトへのリンクのほとんどは設定した覚えのないものです。このような場合もこれらのリンクに対処する必要がありますか?
回答: いいえ。Google では、それぞれのリンクに適切な重みづけをしており、通常の状況においては、リンクに関する追加情報をお送り頂く必要はありません。このツールの使用が想定されるのは、 主に、ご自身で設置または依頼して作成した、 Google の品質ガイドラインに違反するリンク を理由に Google から 不自然なリンク に関する警告が届き、最大限努力したにも関わらず削除できないリンクがある場合です。
質問: 否認すべきでないリンクをアップロードしてしまいました。間違えてアップロードしたリンクを取り消すにはどうしたらよいですか?
回答: アップロードしたリンクを変更するには、否認ツールで既にアップロード済みのファイルをダウンロードして変更を加え、無視すべきリンクのみを記載した状態にしてアップロードし直します。なお、アップロードしたファイルがクロールされてインデックスに反映されるまでに数週間かかることがあります。
質問: 「サイトへの不自然なリンク」の通知を受け取っていなくても、予防策としてリンク ファイルを作成すべきですか?
回答: 通称 “Penguin” アップデートの影響がサイトに及んでおり、スパムの疑いのあるリンクや低品質なリンクを設定したことが原因ではないかと思う場合は、サイトへのリンクを調査し、 Google のウェブマスター向けガイドラインに違反するリンク プログラム などによるリンクを否認することをおすすめします。
質問: ファイルをアップロードした場合でも、再審査リクエストを申請する必要がありますか?
回答: はい、サイトに対する手動の対策についての通知が届いている場合は再審査リクエストを申請してください。リンクの否認ツールは、どのリンクを無視すべきかを Google に指定するためのものです。サイトに対する手動のスパム対策についての通知が届いた場合は、まずその原因となったリンク(自身が関与した、あらゆる作為的なリンク、低品質なリンク)をできる限り削除する必要があります。疑いのあるリンクを可能な限り削除したら、削除できなかったリンクのうち、どのリンクを無視すべきかをリンクの否認ツールを使用して Google に指定してください。なお、否認するリンクについての情報が Google のインデックスに反映されるまでしばらく時間がかかります。最後に、再審査リクエストを送信して、ウェブスパム チームにサイトの再審査を依頼してください(再審査リクエストのレポートにリンクの否認ツールを使用したことを記載してください)。再審査の結果、サイトが Google の品質ガイドラインに準拠していることが確認でき次第、手動による対策を取り消させていただきます。
質問: 同じ企業のドメインであっても、example.com と example.co.uk からのリンクを別々に否認する必要があるのですか?
回答: はい。複数のドメインからのリンクを否認するには、ドメインごとにファイル上で指定する必要があります。
質問: www ありの URL と www なしの URL はどのように扱われますか?
回答: これらの URL は技術的には異なる 2 つの URL です。リンクの否認ツールでは、リンクを細かく指定可能にすることを重視していますので、これらの URL は別のものとして扱います。否認したいリンクが複数の URL で表示される場合は、そのリンクを URL ごとに指定する必要があります。もちろん、ドメイン全体を指定することも可能です。
質問: たとえば something.example.com を否認して、そのサブドメインからのリンクのみを無視することはできますか?
回答: ほとんどの場合は可能です。一般的に広く知られているホスティング サービス(wordpress.com、blogspot.com、tumblr.com など)のほとんどでは、「domain:something.example.com」を否認すると、そのサブドメインからのリンクのみが否認されます。ごく稀に、非常に新しいホスティング サービスなどで、ドメイン全体からのすべてのリンクが否認されることもあり得ます。しかし、サブドメインをリストに含めると、そのサブドメインからのリンクのみを無視することができる場合がほとんどです。
日本のウェブマスターの皆さまからあがった質問から
英語版記事での Q&A は以上となります。ここからは、 日本のウェブマスター ヘルプフォーラム などで皆さまから寄せられていたご質問や誤解をもとにした Q&A をご紹介します。
質問: 否認するリンクのリストを送る際は、どのファイル形式でアップロードするとよいでしょうか?
回答: リンクの否認ツールが対応するファイル形式はプレーン テキスト形式(.txt という拡張子を持つファイル形式)となります。プレーン テキスト形式以外のファイル(.pdf、.doc、.xls、.xlsx 形式など)をお送りいただいても Google 側でシステムに正常に反映することができず、否認の処理が行なわれませんのでご注意ください。もし異なるファイル形式でアップロードしてしまった場合は、プレーン テキスト形式でファイルをアップロードしなおしてください。なお、文字コードは UTF-8 形式の利用を推奨します。
質問: ファイル中のコメントはどのように扱われるのでしょうか?
回答: 前回のブログ記事 でファイルの記入例として# 記号で始まるコメント記入をご紹介していますが、このコメントは、ご自身の参考コメントとしてのご利用を想定しており、現在のところ Google でこの情報を利用する予定はありません。再審査リクエストをお送り頂く際には、同様にファイル内のコメントを再審査チームが審査に利用することはありませんので、再審査に必要な情報は再審査リクエストのレポート上に漏れなく記入してください。
質問:サブディレクトリ単位での否認は可能ですか?
回答:現在のところ、URL 単位か、ドメイン単位での否認のみが可能です。
質問: サイトへの不自然なリンクをすべて否認してしまえば、再審査リクエストは通る(手動によるスパム対策は解除される)?
回答:いいえ、今回のブログ記事でもご紹介していますように、サイトに対する手動のスパム対策についての通知が届いた場合は、まずその原因となったリンク(自身が作成した、あらゆる作為的なリンク、低品質なリンク)をできる限り削除する必要があります。違反箇所を削除することが、問題の根本的な解決につながる最良の方法です。
ご質問やご意見がありましたら ウェブマスター ヘルプフォーラム までお知らせください。